広報/情報システム担当 山崎ひかり
この一年で、役割・業務・やりがいなど、どんな風に変化しましたか？
2022年に出産し育児休業を経て、2023年4月から職場復帰をしました。休業以前は総務全般を主業務として担っていましたが、復帰後はポジションが大きく変わり、これまでとは全く異なる分野を担うことになりました。具体的には、広報と情報システムの担当として、新たな部署を構築し、体制や仕組み作りを行い具体的な成果を出すといった内容です。全く新しいタスクでゼロイチからのスタートだったので、最初は葛藤がありました。しかしながら、以前から必要と感じていたタスクを専門の担当として推進できることは貴重な機会と感じ、自身の新たなフェーズとしてこの分野で成果を出そうと、覚悟を持つことができました。
まずは広報としてどういった方針・戦略で進めていくべきかの道筋を定めるべく、CEOと1on1を実施し、具体的な行動施策に落とし込むことから始めました。最初は業界を深く知るために「量子」「数理最適化」のワードで国内外の企業をリサーチし、どういった見せ方をしているか、どのくらいの頻度で情報更新をしているかなどを細かく分析しました。その結果、業界全体の情勢や知識の獲得ができました。
次のフェーズは、自社のブランディングのためにどのような内容を発信していくかを方向付ける必要がありました。しかしながら、Jijは非常に専門的なサービスやプロダクトを扱っているため、一朝一夕にその情報・知識を習得することができず、社外に何かを発信できる自信がない状態に陥っていました。そこで考えたのが、まずは社内向けに情報を出す練習をして専門的な知識を獲得することに注力することが近道かもしれないということです。すぐに「In This Week」という社内報を発信することにしました。社内のメンバーに向けて、会社の最新情報や社外の業界情報・知識をアップデートすることで、メンバーからも双方向で意見をもらいつつ、自身の知識の蓄積に役立てています。まずは社内広報の精度を上げていき、その上で社外でJijの認知度が高まるような働きかけをすることが短期的な目標です。
一方、情報システム担当としてもやるべきことは満載で、ネットワーク管理やデバイスの購入管理、クラウドサービス等の使用開始時の調査・管理、その他セキュリティ管理など多岐に渡る業務があります。
広報と情シスの両方を担うパターンは稀だと思いますが、「攻めの広報・守りの情シス」として、両方のバランスを取りながら推進していくことにやりがいを感じています。
この一年で変化した、新たな目標やチャレンジしたいことは何ですか？
まず広報担当として、外向けのイベントに積極的に参加し人脈作りや認知度向上に向けた活動をアクティブに進めていきたいと考えています。外に出ていく業務はこれまで多く経験したことがないため、私にとってはハードルの高いチャレンジにはなりますが、より多くの方々にJijを知ってもらうために動いていく予定です。
情シスとしては、2023年7月に取得した情報セキュリティーの国際規格であるISMSのISOの維持を目指しています。これは、セキュリティを守っている企業として世の中に安心感を与える要素として重要なものです。取得ができてもそこからの維持が肝要なため、そのための仕組みづくりに注力をしなければなりません。
技術やサービスが進化していく中で、並行してセキュリティシステムも担保していけるような明確な基準作りが必要です。何がインシデントなのかの基準作りやインシデントがあった時の対応方法やリカバリーシステムの策定など、想像しながら想定していくことも目標の一つです。
広報としての「攻め」と情シスとしての「守り」のせめぎ合いの中での業務推進ではありますが、この一年で注力していきたいと思っています。
改めて、Jijの社風や特徴を教えてください
Jijの社風や特徴について、以前から変化した点について大きく2点ほど挙げたいと思います。
一つ目は開発チームについてです。
以前は開発チームの推進は個人ごとに進めていた印象が強かったのですが、今はしっかりとマネジメントが効いていて、アジャイル開発の工程が円滑に回っている印象を持っています。エンジニアチームがよりアクティブに開発内容を発信しているので、今どんなアクションをしているのか、誰と誰がその開発に関わっているのかが明確に見える化されていて、エンジニアチーム以外のメンバーも開発の動きがよくわかるような環境が作られています。また、開発の進め方が固まってきているので、その流れに沿って各メンバーが発言する機会が増え、議論が活発になり、結果としてチーム開発がスムーズに進んでいる印象を持っています。特にSlackのHuddle機能を用いた議論は日々活発に行われています。
二つ目は情報共有についてです。
以前は経営方針や事業の方向性など、わからないことがあれば経営陣に質問をして回答を得ていましたが、今は、全ての情報がNotionやSlackでオープンになっていて、気になったことはすぐに検索をかけて調べることができます。特に、各種ドキュメントがNotionにまとまっている状態なので、「まずは調べる」といった雰囲気が出来上がっているように思います。
今後も「わからないことはここを見れば全部書いてあるよ」といった状態を作って、より一層ドキュメント文化の精度を上げていきたいと考えています。
仕事以外に興味のあることや休日の過ごし方を教えてください。
子どもが生まれてからは子どもとの時間を優先しているので以前よりは使える時間は少ないのですが、プライベートで配信しているYouTubeチャンネルはこれからも配信していきたいです。
また30歳の節目にスタイリッシュママを目指し、筋トレをはじめとした体つくりを隙間時間に行っています。楽しく長く続けられるといいなと思っています。
加えて、Jijがいつ海外展開しても大丈夫なように、英語力を上げる取り組みをしています。
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